自己分析
2026.02.09
自己分析シートの作り方|テンプレと例文つき
自己分析をやろうと思っても、「何を書けばいいか分からない」「途中で迷子になる」と手が止まりがちです。そんなときに効くのが、自己分析シートです。
自己分析シートは、才能を見抜く魔法の紙ではありません。自己分析の手順を固定し、経験から強みや価値観を抜き出して、就活や長期インターン応募で使える形に整えるためのワークシートです。
この記事では、自己分析シートのテンプレをそのままコピペできる形で用意し、埋め方を例文つきで解説します。最終的には「自己PR」「志望動機」「面接の深掘り」に耐える材料を作り、東海エリアの長期インターン探しにつなげるところまでをゴールにします。
目次
自己分析シートとは 何に使うものか
自己分析シートの役割は、次の2つです。
ひとつは、経験の棚卸しを「事実」「感情」「行動」に分けて整理し、強みの根拠を残すことです。もうひとつは、整理した内容を応募で使える文章に変換しやすくすることです。
自己分析でよくある失敗は、いきなり結論だけを書いてしまうことです。「主体性があります」「コミュ力があります」と書いても、面接で必ず「具体的に?」と掘られて詰まります。自己分析シートは、掘られても崩れないための設計図になります。
自己分析シートは、自己分析ツールや診断の代わりではなく、組み立て台です。診断が合う人もいますが、診断結果は「ラベル」になりやすいです。自己分析シートは、ラベルの前に「経験の事実」を置くので、あなたの言葉で説明できる材料が残ります。この差が、ESや面接で効いてきます。
自己分析シートを作る前に ゴールを決める
自己分析シートは万能ではありません。先に用途を決めるほど、項目が研ぎ澄まされます。
就活や長期インターン応募が目的なら、ゴールは「説明できる状態」です。言い換えると「強みの一文」「根拠エピソード」「再現性」「合う環境」が揃っていて、相手に伝わる状態です。
ここでおすすめなのは、就活とインターンの両方で使える形に寄せることです。長期インターンは実務が前提なので、強みの見せ方も「行動の再現性」が強くなります。自己分析シートも、行動が浮き上がる項目にしておくと後が楽です。
もし迷ったら、ゴールを一文にします。「長期インターンの面接で、自分の強みと合う環境を根拠つきで話せるようにする」。この一文があると、自己分析シートの項目が増えすぎず、埋め方もブレにくくなります。
自己分析シートのテンプレ(コピペOK)
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まずは一枚だけ作ります。ノートでもスプレッドシートでも大丈夫です。大事なのは、同じ型で複数の経験を埋められることです。
自己分析シート(1枚テンプレ)
経験のタイトル(ひとことで):
いつの経験か:
場面(どこで、誰と、何を):
事実(起きたこと、状況、数字):
感情(そのとき何を感じたか):
課題(何が問題だと思ったか):
自分の行動(実際にやったこと):
工夫(うまくいくために変えたこと):
結果(どう変わったか):
学び(次に活かせること):
強みの仮説(行動の言葉で):
価値観の仮説(何を大事にしたか):
合う環境(どんな条件だと強みが出るか):
苦手な環境(どんな条件だと崩れやすいか):
自己PRの一文(結論→根拠→再現性):
志望動機の一文(価値観→相性→行動):
面接で深掘りされそうな点(先回りメモ):
テンプレのポイントは「強み」を最後のほうに置くことです。先に強みを書こうとすると空想になりやすいので、事実と行動を先に書きます。
自己分析シートの項目は増やしすぎない
自己分析シートを作るとき、最初にやりがちなのが項目の追加です。「長所短所も」「周りからの評価も」「幼少期も」と増やしていくと、書く前に疲れます。
おすすめは、まずテンプレのまま3枚だけ埋めてみることです。3枚埋めると「自分はここがいつも薄い」「この項目は毎回同じことを書いている」が分かります。その上で、必要な項目だけ足します。自己分析シートは、完成されたテンプレを探すより、自分の詰まりを潰すほうが早いです。
自己分析シートをスプレッドシートで作るときのコツ

自己分析シートをスプレッドシートで作る場合は、横に広げすぎないのがコツです。項目が多すぎると、入力が面倒になって続きません。最初はテンプレの項目だけを列にして、経験ごとに行を増やす形が分かりやすいです。
もうひとつのコツは、文章を短く区切ることです。セルに長文を書こうとすると止まります。事実、感情、行動、工夫、結果をそれぞれ短い文で分けて書くと、後で読み返したときに整理しやすくなります。自己分析シートは、きれいな文章を作る場ではなく、材料を取り出す場です。
最後に、自己分析シートは完成させてから使うのではなく、使いながら育てます。応募書類を書いたあとに「この質問が来た」「ここが弱い」と気づいたら、シートに戻って一行足す。この往復ができると、自己分析が実戦仕様になります。
自己分析シートのカスタマイズ例(就活とインターンで使い回す)
就活と長期インターンで使い回すなら、テンプレに2つだけ項目を足すのがおすすめです。ひとつは「役割」、もうひとつは「再現条件」です。
追加すると強くなる項目(おすすめ)
役割(自分は何を担っていたか):
再現条件(どんな条件が揃うと同じ強みが出るか):
役割は、チームでの立ち位置が分かるので面接で効きます。再現条件は、あなたの強みが「たまたま出たのではない」ことを説明するのに役立ちます。長期インターンは実務なので、ここが言えるとミスマッチも減ります。
自己分析シートは何枚作るといいか
最初は3枚がちょうどいいです。理由は、共通点が見える最低枚数だからです。1枚だと「その経験だけの話」になり、2枚だと偶然の一致かもしれません。3枚あると、行動のパターンが見えやすくなります。
経験の選び方もコツがあります。成功だけ、失敗だけに偏らせないほうが強みが立体的になります。アルバイト、授業やゼミ、サークルや部活、趣味や個人活動のように、場面をずらすと共通点が出やすいです。
自己分析シートの埋め方(迷わない順番)

埋め方は、自己分析の手順と同じです。順番を守ると、書く内容が自然に決まります。
1 経験のタイトルをつけて場面を固定する
タイトルは、あなたが思い出せる言葉で十分です。「塾バイトで成績が伸びない生徒を担当」「学園祭のSNS運用」「ゼミ発表で質問が少なかった」など、場面が浮かぶ形にします。
「いつ」「どこで」「誰と」「何を」を先に書くと、後の事実が具体になりやすいです。自己分析は抽象に逃げると失敗します。
2 事実と感情を分けて書く
事実は、起きたことと状況です。数字や条件があるなら入れます。感情は、その場での気持ちです。良い気分だけでなく、焦りや悔しさも書くほうが価値観が見えます。
ここでのコツは、評価を書かないことです。「自分はダメだった」ではなく「何が起きたか」「何を感じたか」を分けます。
3 行動と工夫を「手順」で書く
強みは性格ではなく行動パターンです。だから「何をやったか」を、できれば手順として書きます。
たとえば「先輩に相談した」だけだと弱いですが、「まず状況をメモして、先輩に3つ質問を作り、回答をもとにやり方を変えた」と書けると、再現性が見えます。採用側が知りたいのはここです。
4 強みと価値観を仮説にする
行動が書けたら、強みの仮説が出せます。ポイントは「行動の言葉」にすることです。
「コミュ力がある」ではなく「相手の不安を言葉にして整理し、次の行動を決める」。この形にすると、面接で深掘りされても具体で返せます。
価値観は、感情の裏側です。「もったいない」「悔しい」「腹が立つ」「楽しい」の理由を一段掘ると、判断基準が出てきます。
5 応募で使う一文に変換して検証する
自己分析シートは、埋めた瞬間がスタートです。自己PRと志望動機の一文まで落とすと、一気に使える状態になります。
自己PRは、結論と根拠と再現性が揃うと強いです。志望動機は、価値観と相性と行動が揃うとブレにくいです。最後に「深掘りされそうな点」をメモしておくと、面接での事故が減ります。
自己分析シートから自己PRとガクチカに変換するコツ
自己分析シートで集めた材料は、文章にするときに順番が変わります。ここでつまずく人が多いので、変換の考え方だけ押さえておきます。
自己PRは、強みの一文から始めて、根拠の経験を短く出し、最後に再現性で締めます。逆に、自己分析シートでは事実から書きました。順番が逆なので、ここは意識して組み替えます。
ガクチカは、結果自慢ではなく、取り組みの中身が大事です。だから自己分析シートの「課題」「自分の行動」「工夫」がそのまま使えます。成果が派手でなくても、どう考えてどう動いたかが具体なら、十分に強いです。
志望動機は、好き嫌いの宣言になりやすいので注意します。「興味があります」だけだと弱いです。自己分析シートの価値観を先に置き、次に「その価値観が満たされる環境」を書き、最後に「そこでやりたい行動」を書くと、一気に具体になります。
自己分析シートの完成チェック(面接で崩れない条件)
自己分析シートは、書けたかどうかより「説明できるかどうか」が重要です。チェックの観点はシンプルで、強みが行動の言葉になっているか、根拠の事実があるか、再現条件が言えるかの3つです。
たとえば「主体性がある」では弱いですが、「前提が曖昧なときに、確認事項を整理して関係者に合意を取りに行く」のように言えると強いです。面接官は強みのラベルではなく、あなたの動き方を知りたいからです。
最終チェックは、面接の質問に当ててみるのが一番早いです。自己分析シートができていると、次の質問に短く答えられます。
面接チェック用の質問
なぜその行動を取ったのか:
別の選択肢はなかったのか:
うまくいかなかった点は何で、次にどうするか:
その強みは別の場面でも出るか(再現条件):
その強みはインターン業務でどう活きるか:
ここで詰まるところがあれば、シートの該当項目を一行足します。この往復ができると、自己分析が「使える自己分析」になります。
例文 自己分析シートの完成イメージ

ここでは例を2つ出します。あなたの経験に置き換えて読んでください。
例文1 学園祭のSNS運用
経験のタイトル: 学園祭のSNS運用で来場者を増やした
いつの経験か: 大学2年 秋
場面: 実行委員の広報班で、InstagramとXを担当
事実: 投稿が告知だけで伸びず、フォロワーが増えなかった
感情: せっかくやるなら結果につなげたい、空回りが悔しい
課題: 見る人の知りたい情報が分かっていない
自分の行動: 過去の伸びた投稿を分析し、質問が多い内容を整理した
工夫: 企画紹介を「写真1枚」から「ストーリー形式」に変え、投稿頻度を固定した
結果: 保存数が増え、当日の来場者アンケでSNS経由が増えた
学び: まず仮説を立て、小さく試して改善するのが効果的
強みの仮説: データと反応から仮説を立て、改善を回す
価値観の仮説: 努力を成果につなげたい、納得できる根拠で判断したい
合う環境: 施策を試せて、振り返りができる環境
苦手な環境: 目的が曖昧で、改善の余地がない環境
自己PRの一文: 私は反応データから仮説を立て、改善を回すのが得意です。学園祭のSNS運用で伸びない原因を整理し、投稿の型を変えて検証しました。結果として反応が改善し、来場者増につながりました。この力は、マーケ施策の改善でも再現できます。
志望動機の一文: 根拠を持って改善を回せる環境で成長したいです。長期インターンで施策の検証と振り返りを経験し、仮説検証の力を実務で伸ばしたいです。
深掘りメモ: 具体的に何を分析したか、投稿の型はどう変えたか
例文2 塾バイトの担当変更
経験のタイトル: 成績が伸びない生徒の担当を変えて改善した
いつの経験か: 大学1年 冬
場面: 個別指導で、勉強が続かない生徒を担当
事実: 宿題が続かず、テスト前に焦って詰め込む状態だった
感情: もったいない、本人もつらそうで何とかしたい
課題: 勉強のハードルが高すぎて最初の一歩が重い
自分の行動: 目標を週単位に分解し、最初の10分で終わる課題から始めた
工夫: できた日の記録を残し、次回はまず成功体験の振り返りから入れた
結果: 勉強の回数が増え、提出率が上がった
学び: 相手の負担を下げて、続く仕組みを作ると動きやすい
強みの仮説: 相手の負担を下げ、続く仕組みを作る
価値観の仮説: 周りが動きやすい状態を作りたい
合う環境: 課題を分解し、仕組みで改善できる環境
苦手な環境: 根性だけで押し切る環境
自己PRの一文: 私は課題を分解し、続く仕組みを作るのが得意です。塾バイトで勉強が続かない生徒に対し、目標を小さくして成功体験を積む設計に変えました。結果として提出率が改善しました。この力は、業務の改善やオンボーディングでも再現できます。
志望動機の一文: 人が動きやすい仕組みを作れるようになりたいです。長期インターンで業務改善やサポート業務を経験し、仕組みで成果を出す力を伸ばしたいです。
深掘りメモ: 分解した課題の例、続く仕組みをどう作ったか
例文はあくまで型です。あなたの自己分析シートでは「どんな状況で」「何を考えて」「どう動いたか」が具体に見えるほど強くなります。
自己分析シートが埋まらないときの質問テンプレ
自己分析シートが埋まらないときは、経験がないのではなく、質問が曖昧なことが多いです。「自分はどんな人か」だと大きすぎます。場面を固定して質問します。
質問テンプレ(場面を決めて答える)
そのとき最初に確認したことは何か:
優先順位はどう決めたか:
困っていたのは誰で、何に困っていたか:
自分が変えられたのは何で、変えられなかったのは何か:
相談した相手は誰で、何を相談したか:
うまくいかなかった点は何で、次にどう変えるか:
この質問に答えると、行動が具体になります。行動が具体になれば、強みも価値観も自然に出ます。
自己分析シートでつまずく原因と対策
つまずきやすいのは、事実が薄いことと、行動が抽象的なことです。数字がなくても構いませんが、状況の条件は書いてください。「忙しい」「大変だった」ではなく「何が同時に起きていて、何が足りなかったか」のように書くと、読み返したときに思い出せます。
もうひとつは、強みを先に決めてしまうことです。強みはラベルではなく、行動パターンです。行動を先に書いてから、仮説として置いてください。仮説は、応募や面接で試して精度を上げれば大丈夫です。
あとから効いてくるのが「深掘りメモ」です。面接では、だいたい同じところを掘られます。「なぜそうしたのか」「別の選択肢はなかったのか」「自分の役割は何だったのか」「失敗した点は何か」。自己分析シートの時点で先回りメモがあると、面接で焦りにくくなります。
自己分析シートで弱みを書くのが怖い人もいますが、弱みは隠すものではなく、扱い方を示すものです。大事なのは「弱みのラベル」ではなく「困りやすい状況」と「対策」です。たとえば「慎重すぎる」なら、どんな状況で慎重になり、どう対策しているのかまで書けると、むしろ強いです。長期インターンでも、自己理解がある人は伸びやすいです。
自己分析シートを長期インターン探しに活かす
自己分析シートがあると、求人を見る目線が変わります。「何となくマーケ」「何となく営業」ではなく、「改善を回せる環境が合う」「相手の不安を整理する役が得意」のように、条件で求人を選べるようになります。
東海エリアで長期インターンを探すなら、業務内容だけでなく、通学時間や授業との両立も現実的な条件です。合う環境と苦手な環境が言語化できていると、無理なく続けられる求人を選びやすくなります。継続が成果につながりやすいのが長期インターンなので、ここは大事です。
もう一歩進めるなら、自己分析シートの「合う環境」を求人のチェック基準にします。たとえば「改善を回せる環境」が合うなら、週次で振り返りがあるか、施策の検証ができるか、裁量の範囲はどうかを見ます。「相手の不安を整理して動きやすくする」のが強みなら、顧客対応や社内調整の比重がある仕事で活きやすいです。こうやって条件で求人を選ぶと、ミスマッチが減ります。
よくある質問
自己分析シートは何枚作ればいいですか。
最初は3枚がおすすめです。異なる場面の経験を3つ埋めると、行動の共通点が見えやすくなります。
自己分析シートは就活だけに使えますか。
就活だけでなく、長期インターンの応募、面談、配属希望の相談にも使えます。自分の強みが出る条件が分かっていると、相談の質が上がります。
テンプレを埋めたのに自己PRが弱い気がします。
原因はだいたい2つです。事実が薄いか、行動が抽象的かです。「何を」「どの順で」「どう変えたか」を手順として書いてみてください。強みが行動の言葉になったとき、自己PRは一気に強くなります。
まとめ
自己分析シートは、自己分析の手順を固定し、経験から強みや価値観を抜き出して、応募で使える形に整えるためのワークシートです。テンプレを一枚作り、事実と感情と行動を順番に埋めると、自己PRや志望動機が作りやすくなります。まずは場面の違う経験で3枚作り、行動の共通点を見つけてください。役割や再現条件を一行足し、面接チェック質問に当てて詰まりを埋めるだけで、長期インターンでも伝わり方が変わります。次は、その軸で求人を選び、迷ったら気軽に相談も使いながら、ぜひ東海エリアの長期インターンに一歩つなげてみましょう。
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